火山活動・林野火災速報システムについて

Version 1: 2018-08-30
Version 2: 2020-04-28

利用条件

利用条件(気象衛星「ひまわり」の画像を除く)

火山活動・林野火災速報システム (以下、「本システム」) を利用される方は、JAXA第一宇宙技術部門研究データ等の利用条件 (http://earth.jaxa.jp/policy/) に同意の上ご利用ください。

気象衛星「ひまわり」の画像の利用条件

本システムの気象衛星「ひまわり」の画像は、JAXAひまわりモニタ (https://www.eorc.jaxa.jp/ptree/index_j.html) で提供される画像です。 ひまわりモニタの利用規約 (https://www.eorc.jaxa.jp/ptree/terms_j.html) に同意の上ご利用ください。

本システムの概要

目的

人工衛星で観測した赤外線データを用いることで、火山活動や林野火災を広域かつ定期的に監視することができます。 このような衛星赤外線データの利用について、現在JAXAでは外部機関と協力して研究しています。
本システムは衛星赤外線データを防災機関等に提供し、将来の防災・減災に寄与することを目指すものです。

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期待される成果

本システムを通して衛星赤外線データを防災機関等に提供することで、以下のような貢献を目指します。

火山
火山活動の監視には、地震計、GNSS観測や地上カメラをはじめ様々な手段が用いられています。
しかし、例えば地上観測手段がない遠方の火山島(日本の南方諸島など)は、船舶や航空機による観測が主であり、これらの手段は観測頻度が制約されます。そのため、衛星で観測した赤外線データを加えることで、火山活動の変動、地熱活動の活発化の定期的な監視および大規模噴火の被災範囲の把握を実現することを目指します。これは発災時の減災とともに、海域火山の活動等の把握とそれによる航空機観測の最適化に役立ちます。
このほか、衛星を用いることで、夜間の観測や火山直上からの観測も可能になることが期待されます。
なお、火山の現地観測について詳しく知りたい方は、 気象庁ウェブサイト海上保安庁ウェブサイトをご覧ください。
火災
日本で発生する林野火災の多くは発見から数時間以内で鎮火されますが、場合により大規模に延焼し、数日~数週間火災が継続することがあります。
また林野火災は、山間部など消火活動で人が入りにくい場所へ至る場合があります。そのため、広域的にかつ直上から延焼状況を把握できるだけでなく、夜間や悪天候時など、ヘリコプター運航不能時にも観測できる衛星観測に期待が寄せられています。
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問い合せ

本システムに関する質問等については、下記にお問い合せください。

問い合せ先 火山活動・林野火災速報システム事務局
住所 〒305-8505
茨城県つくば市千現2-1-1
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター
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